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3.2.Microsoft
Windowsサーバー間のファイル強制移設

通常ある程度大きな企業や団体だと、Windows 2000 ServerやWindows 2003 Serverをファイルサーバーとして運用している事があると思う。 導入に際しては買い取りでの場合もあるだろうが、リースやレンタルといったケースもあるだろう。
リースやレンタルの場合、大体4年位のサイクルが一般的のようだが、この時期になると従来のファイルサーバーに入っているファイルを移設してやる必要が出てくる。
この移設時の方法はいくつかあると思うが、覚えておいて損はない方法をご紹介しよう。
単純にエクスプローラーでコピー
旧ファイルサーバーと新ファイルサーバーをネットワークに接続し、通常はエクスプローラーなどでフォルダ単位などでドラッグすればコピーは完了する。
エクスプローラーから行った場合であれば、仮にActive Directory配下であっても、権限もそのまま引き継がれる。 とても簡単だ。
コピー中のエラー
ところがこれが長い間運用を行ってきたファイルサーバーともなると、なぜか時折問題が発生することがある。 コピーの最中にエラーとなり、ファイルコピーが中断してしまうのだ。 この原因はまちまちなのだが、大抵コピー元ファイルの破損が原因の場合が多いようだ。
エラーで中断してしまった場合、エラー前のファイルはコピー完了している。 しかしその先のファイルは当然コピーされていない。 止まった時点で問題のあるファイルの特定はできるが、これを別の場所に待避するか削除する等の措置をとらない限りその先は進めない。
また中途半端に停止してしまったコピーは、中断した部分から再開する事もできない。 もう一度最初からコピーを始めなければならないのだ。
これがコピーを開始し始めて数十分程度なら我慢できる。 しかし最近ではハードディスク大容量化がすすんでしまったため、エラーの出るタイミングがずっと遅くなる可能性もある。 場合によっては数時間後とか「翌日見たらエラーになっていた」なんて事もあるだろう。
ファイルサーバーは基本的に24時間稼働している事も多く、停止時間は極力短くしたいものだと思う。 一刻も早く移設を完了しなければ業務にまで影響が出てしまうだろう。 こういったトラブルに見舞われると本当に泣きたい衝動にかられるのではないだろうか。
xcopyの使用
こんな場合にお試し頂きたいのがxcopyである。 xcopyはDOSの時代の方であればご存じのコマンド、そう、DOS標準のコマンドである。 xcopyを使用すればエラーがあった場合でも強制的にコピーを継続できる。 またActive Directory上の権限も問題なく引き継がれる。
まずはコマンドプロンプトを起動して欲しい。 陰は薄くなってきているが、最近のWindowsにもDOSのコマンドプロンプトが存在する。 ファイル名を指定して実行をクリック後cmdで起動するだろう。
次にxcopyのオプションパラメーターを見てみよう。 xcopy /?で表示される。
さて、それでは実際に作業する場合のオプション例を以下に示そう。
xcopy コピー元 コピー先 /e /v /q /h /k /o /x /c
当然の事ながら、このコマンドはコピー元及びコピー先サーバーに対して権限のあるアカウントで行う必要がある。 Active Directory配下であるならば、そのドメインのAdministratorで行なう等すればいい。
コピー元及びコピー先はドライブマップしなくても構わない。 ネットワークに接続されたサーバー同士であれば、単に\\サーバー名\フォルダ名で動作するはずだ。
次に個々のオプションの説明をしよう。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| /e | フォルダが空でもコピーする |
| /v | 書き込んだファイルを検証(ベリファイ)する |
| /q | コピー中ファイル名を表示しない |
| /h | 隠しファイルやシステムファイルもコピー |
| /k | 属性をコピーする |
| /o | 所有権をコピーする |
| /x | 監査設定をコピーする |
| /c | エラーが発生してもコピーする |
/qを指定しているのはスピードを考慮しているからだ。 また/k、/o、/xで属性や権限のコピーがされるようにしている。 そして/cによってコピーに失敗しても強引に続ける設定になっている。 このオプションは注意して頂きたいが、エラーとなってコピーできないファイルは無視されるということだけは忘れないでおいて欲しい。 /oは/xに含まれる様なので基本的に不要かもしれないが、念のため指定してある。
他にもxcopyには色々なオプションがあるので、各自必要なオプションを追加して欲しい。
余談だが、場合によってはエクスプローラーでコピーするよりxcopyの方が処理時間が短く済む場合もあるようだ。 大容量のファイルが入ったドライブを移設する場合は最初からxcopyで行った方が良いかもしれない。
もし同様の境遇に出会した時は参考にされたい。
投稿日 : July 27, 2004
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