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3.2.Microsoft



Windows Server 2003 R2のクォータを試してみた

先日行ったthe Microsoft Conference 2005の中で、おくらばせながらWindows Server 2005 R2からフォルダ単位のクォータが行える管理機能が実装されるという事を知った。 というわけで手が空いたのを見計らってテストしてみた。

いきなり余談ですが、今まで私はquotaを「クオータ」と思っていました。 本当は「クォータ」らしいですね…

さて、本題。 2005年12月現在、R2は製品候補版としてマイクロソフトのホームページからダウンロードできるようになっている。 ダウンロードにはMicrosoft Passportのアカウントが必要。

Windows Server 2003 R2 製品候補版の登録
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/R2/trial/privacy.mspx

手続きを済ませると、マイクロソフト発注確認通知というメールが指定したメールアドレスに届く。 この中のリンクから

  • Windows Server 2003 Enterprise Edition 評価版 (Service Pack 1 適用済み)
  • Windows Server 2003 R2 製品候補版 (RC)

以上、2つのisoイメージファイルをダウンロードする。 Windows Server 2003 R2のインストールガイドによると、まずWindows Server 2003 Enterprise Edition 評価版をインストールした上でRC2をインストールする必要があるという事なので、ここまでパッパと済ませた。

余談だが、今回のテストにはMicrosoft Virtual PC 2004を使用した。 最近OS等の評価をする場合はいつも使っているが、isoを直にマウントできるのでわざわざCDを焼く必要もないし、空いているPCを探さなくていいしで大変便利。 おすすめ。




Windowsコンポーネントのインストール

R2までインストールが済んだら、早速クォータの管理コンポーネントをインストールする。 コントロールパネル→プログラムの追加と削除→Windowsコンポーネントの追加と削除の順に遷移し、Windowsコンポーネントウィザードを開く。

コンポーネントの中から管理とモニタツールを選択し、詳細ボタンをクリック。

続いて管理とモニタツールのサブコンポーネントの中からファイルサーバーリソースマネージャのチェックボックスをチェックしOKボタンをクリック。

以上で準備は完了。 インストール完了後には管理ツールの中にファイルサーバーリソースマネージャが出来ているはずだ。

クォータの作成

ファイルサーバーリソースマネージャを起動すると以下のような画面が現れる。

左ペインにクォータの管理、ファイルスクリーンの管理、記憶域レポートの管理というのが見えるが、実際にクォータを定義していくのは一番最初のクォータの管理の部分だ。

まず最初に左ペインのクォータの管理をクリックし、右ペインのクォータの作成をクリックする。(他にも右クリックによるプルダウンメニュー等でも可能) すると以下のようなクォータの作成ダイアログボックスが表示される。

設定はとてもシンプルだ。 まずクォータのパスにクォータをかけたいフォルダ名を入力(又は参照ボタンにより選択)し、クォータのプロパティを定義していく。

プロパティは標準の設定としていくつかのテンプレートが用意されており、それを選択することが推奨となっているが、ニーズに合わない場合はカスタムクォータのプロパティを定義するを選択しカスタムクォータを定義していく。

カスタムクォータは一から定義していくこともできるが、似ている条件のテンプレートをコピーしてそれを編集していくことも出来る。

今回はすぐに効果が見てみたかったので、標準のテンプレートに存在した100MB制限をコピーして、それを元に100KB制限のクォータを作成することにした。

上の画面でも見えるが、元のテンプレートである100MB制限は使用率が85%及び95%になると、ユーザー及び管理者にメールの通知、イベントログへの書き出しが行われるようになっている。 従って100MB制限をひな形として作成した100KB制限のクォータも同様の動作になる。 勿論それらをニーズによって変更することも可能だ。

プロパティの定義が終わりOKボタンをクリックすると標準では次のダイアログボックスが表示される。

ここで先程自分で編集したカスタムプロパティをテンプレートとして保存するか聞かれる。 次回以降別のフォルダに対して同様のクォータを設定したい場合はテンプレートとして保存しておくことで省力化、ミスの低減ができると言うことだろう。

これでクォータの作成は終わりだ。

動作確認

先程クォータを定義したフォルダに対してファイルを放り込んでみる。 今回は100KB制限のクォータなのでメモ帳によりテキストを徐々に増やしていくことにした。

テキストを徐々に増やしていくとファイルサーバーリソースマネージャの該当クォータの利用率が徐々に増えていく。 最終的に100%を超えた時点でハードクォータがかかり、以下のようなダイアログボックスが表示された。

その他、雑感

ファイルサーバーリソースマネージャには他にも機能がある。 先程少しだけ触れたファイルスクリーンの管理、記憶域レポートの管理の部分である。

これら機能はまだあまり試していないのだが、ファイルスクリーンの管理は運用上等の理由により好ましくないファイルの排除。 例えばMP3等のファイルを共有フォルダ上に置かせない様にすることができるらしい。

また記憶域レポートの管理では、管理対象としたフォルダの利用状況をレポートとして出力することができる。 例えば各フォルダのクォータの状況や、ユーザーやグループ毎のディスク占有率などが入手できる。 これを使うことで簡単な監査も可能になるだろう。

クォータに関して言うと、フォルダに対するクォータは従来サードパーティ製のものを使用しなければならなかった点が、Windows Server一つというシンプルな形で実現できるのは大変嬉しい。 実際の所は使い込んでみないと分からない部分も多いとは思うが、R2のそれで十分カバーできてしまうケースも少なくはないのではないかと思う。

中継ぎOSとか言われているR2の正式リリース。 個人的にはちょっと待ち遠しいかもしれない。


投稿日 : 2005年12月 6日

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