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3.4.製品



ESXi3で作ったゲストの仮想ディスクをESXi4のシンプロビジョニングに移行してみた

ESXi4が出てから少し時間がたち、あちこちでアップグレード事例も見られるようになりましたね。 64bit化された等、結構抜本的なアップグレードがされているようだったのでしばらく様子見していたんですが、ざっと見た感じ特に問題もなさそうだったのでウチも済ませちゃいました。

で、折角ESXi4.0に移行したので、新機能であるシンプロビジョニングとやらを試してみたいと。 いや実は大してゲスト作ってない割にはディスクが厳しくなってまして、新規にゲスト作る都度ディスクの割当に悩むみたいな状況でして。 この機能を使えば物理的な拡張(≒出金)を少し先延ばしにできるんじゃないかと。

勿論パフォーマンスが低下するのは見えてますが、ディスクガリガリなサーバーじゃなければさほど問題ではないでしょうし、その辺は使い分ければいい訳で。 そもそもVMware Serverなんかではこっちがデフォだったような...とはいえあれは2gbsparseっぽかったですが。

今回は既にESXi3で構築したゲストをコンバートする方向でやってみました。 以下がやった方法。




対象ゲストのシャットダウン

まず対象となるゲストをシャットダウンします。 これは普通にvSphere ClientからやればOK。

仮想ディスクのコンバート

この作業は私はsshで入ってやりました。 別にunsupportedで入ってもいいですし、Remote CLIとかでもできるのかな?(未確認)

でシェルに入ったら、対象となるゲストのイメージが格納されているディレクトリにcdします。 例えばcd /vmfs/volumes/datastore1/target/って感じ。

そしたら次のコマンドでコンバートします。 イタリック部分は適宜置き換え。

vmkfstools -i target.vmdk -d thin target_thin.vmdk

コンバートっていうかクローニングなんですけどね。(汗) ちなみに開始直後、以下のメッセージが出るのでやろうとしていることは間違えないのではないかと。

Destination disk format: VMFS thin-provisioned

仮想ディスクのサイズによって所要時間はまちまちですが、普通結構かかると思います。 進行状況がパーセンテージで出てるのでおとなしく待ちます。

旧仮想ディスクの削除

続いてvSphere Client上でインベントリから旧仮想ディスクを削除します。 対象ゲストのサマリタブにある「設定の編集」をクリックして、仮想ディスクを選択、削除ボタンをクリックです。

この時上の表示の右側に下のようなものが見えると思いますが、

「仮想マシンから削除」を選んだ状態であれば、仮想ディスクの実体(.vmdkファイルそのもの)は削除されません。 完全に移行できたことを確認してから削除したほうがいいでしょうね。 古い実体があればいつでも元に戻せますし。

コンバート後の仮想ディスクの追加

上で削除したらそのまま先ほど作成した仮想ディスクを追加していきます。 追加ボタンをクリックして、「ハードディスク」を選択→次へ、「既存の仮想ディスクを使用」→次へ、と進んだら参照ボタンをクリックしてファイルを選択します。(上の例で作ったファイルだとtarget_thin.vmdk)

あとはそのまま次へで突き進んでいけば追加は終わります。
これで一通りの作業は完了となります。

確認

とりあえずゲストがちゃんと動作することを確認した後で、リソースの状況を確認してみました。

プロビジョニングしたディスクのサイズは30Gですが、実質使っているサイズは6Gちょっとに減っています。 当然データストアの未使用領域もその分増えてます。

ちなみにvmkfstoolsのパラメーター変えれば元に戻すこともいつだってできるので、やってみてパフォーマンス激落ちとか感じたら元に戻す作業をもう一度すれば良いだけです。

よかった。 これでもう少しゲストが作れそうです。

2009-07-09追記:

シンプロビジョニングにした状態で、以前書いたバックアップ処理がうまく動作するか検証してみたら、どうもthinからmonosparseへのクローニングはthickからmonosparseよりパフォーマンスが上みたいです。 というか未使用領域のスキップが速い感じ。

毎週末ゲストOSをcronで自動バックアップしてますが、処理時間短縮してくれそうです。 これも嬉しい結果。


投稿日 : 2009年7月 8日

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